面白い話を書きたい私のタイトル

最近ブログの方向性がブレていると感じている私です。いや、元からコンセプトとか無かったんや。

というわけで、この際過去の自分語りでもしようかなと思います。なるべくウケるやつを今から必死に思い出してみます。

 

 

 

よし、一個出ました。

 

当時私は一人暮らしを始めたばかりの大学生でした。慣れないながら張り切って自炊するも、学食のうどんの方が楽で安くて美味いことに気づいてしまい、日に日に堕落していく私。

そんな時ふと炊いたお米を食べると、異臭がする。米を送ってくれた親に連絡すると、アンタには古米とか分からないだろうから送ったったwwwと非情な真実を知る。

いやいや、確かに私は高級食材の良さが分からない幸せな舌を持っているけれども。朝食はご飯じゃないと本調子が出ない私が、流石に古米を分からない事はないじゃないか。

一先ず古米は実家で消費するからこっちへ渡せという親の要望に応えるため、口を縛った古米袋(10kg)を背負って外に出る私。その時の私は、宅配便を使うなんて発想が出ないレベルのアホだった。そしてその日は8月炎天下の真昼間。私は最寄りの地下鉄の駅目指して古米を背負って20分くらい歩くこととなった。

私の所属する学部はあまり真面目とは言えない。主な要因は学部を取り巻く誘惑環境があるからだと思う。ゲーセンにボーリング、カラオケにバッティングセンター。これらが大学敷地内道路に軒並み建ち並ぶこの環境で、果たして何人の学生が留年したことか・・・。ついでに治安も悪い。

私が目的の地下鉄に向かうには、この誘惑の道を通らなくてはならない。私は背中にのしかかる古米の圧に耐えつつ、魅惑の道へ足を踏み込む。

誘惑の効果は・・・なんと全く寄り道したいと感じなかった。今私は背中に10kgを背負っている。そして真夏の炎天下。歩いて10分、誘惑に抗う以前に体力を大幅に消耗していてそれどころではなかったのである。今思えば熱中症になりかけてたんじゃないかと。

 

そんな状態で道の中間に差し掛かるゲーセン前に、二人組の少年が屯ろしていた。少し触れたが、この道はアミューズメント施設が多いため治安も悪い。二人の少年の風貌は言わずもがな。

意識が朦朧とした状態で素通りしようとしたが、リーゼント少年が道を塞ぐ。そして発した言葉が

「おねーちゃんお金頂戴」

今時の小学生は他人からお金をせびる様になったのかと呆れる。勿論こいつらが異端であって普通の躾された子供はそんな真似しない事は分かっている。

朦朧とした意識の中、彼らのニヤニヤ顔が兎に角腹が立ったので思わず言い返した。

「お金、ない。お米ならある。」

「いや、それはいらない」

「お米10kg・・・これあげる。」

「いやだから、いらないから」

とりあえず背中に背負ったお米を押し付けようとしたが、子供達に逃げられてしまった。折角疲れの元凶から解き放たれると思ったのに残念。

 

結局実家まで様々な交通手段を用いて里帰りしましたとさ。あ、因みに私の家族は私以外みんな朝はパン派です。

 

 

 

面白くなかった?仕方ないです。ブログのタイトル通り、今は面白い文章書こうと修行中ですから。